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PICKUP  第12回  ボーイズラブの基本




■ はじめに

 一旦足を突っ込むと中々抜け出せない心地良すぎるぬるま湯、それがボーイズラブだと思います。今回はそんなボーイズラブ(BL)の基本となる10項目を考えてみようと思います。
■ 基本10項目

1 登場する男の種類は受・攻・当て馬・協力者である。また、登場する女の種類は協力者・当て馬・添え物である。 


  受とは、攻にピピーされます。BL界において、主人公であることが多いです。
 

  攻とは、受をピピーします。BL界において、主人公(受)のお相手役が多いです(攻が主人公の作品ももちろんあり)。
 

当て馬  当て馬とは、男女どちらも登場しますが、果敢にも二人の中を割こうとする人物です。けれどもBLの場合、大抵主人公(受)に恋してしまう男のことです。攻に恋する男と言うのもありますが、攻に恋する当て馬は女性のことも多いです。
 例→攻とは正反対のタイプか良く似たタイプのどちらか。女は美人・かわいい・積極的など。
 

協力者  受・攻の友人や家族など近しい人物が多いです。しばしば女である場合も。協力者なので同性愛に非常に理解があり、大体良い人。時に非常に都合の良い人物になってしまうこともあります。
 

添え物  BL界において、大抵女性で、かつキャーキャー騒いだりすることが多いです。腐女子なこともあり。まあぞんざいな扱いやら都合の良い扱いが多い気がします。悲しいほど脇役…。
2 受は超敏感であり、初めてでも痛くない。 


 受は初めてでも感じまくります。回数をこなすともっと敏感になります。そして性格はいつまでも初心みたいなタイプが多く見られます。また、最初は痛がるのに、すぐに慣れて快楽へと繋がっていきます。
3 攻は超絶テクニックを持っている。 


 攻のテクニックは一体どこで鍛えているのか、ものすごい技術を持っています。腰・指・舌・ピピー…でとにかく受を喘がせ、よがらせるテクニックを備えてこそBL界において「攻」を名乗ることができるのです。 
4 学校は男子校や全寮制男子校、ホモだらけの会社などがやたらと多い。 


 BLにおいて、男だらけなのでやりやすいとは思います。しかしどいつもこいつも皆ホモ。右向いても左向いてもホモだらけ。ホモ率100%みたいな話にもなりやすいですね。
5 強姦率が高い。また、体の関係から始まるものの、実はお前が好きなんだと展開していくことが多い。 

 「富士見シリーズ」や「絆」を始めとして、まずヤってしまえ!!な攻が多いです。その後、好きになるって通常はありえないと思いますが、このBL界ではあるんです。いやー不思議ですね…。 
6 生徒会にむやみやたらと権力がある。 
 

 私なんて学校生活を思い出しても、誰が生徒会役員なのかも覚えていないのに、BLでは我が物顔で生徒会の会長および生徒会が学校を牛耳っていることが多いです。もはや教師なんてあってないようなもの! 
7 受の秘孔はブラックホール。 


 秘孔とはもちろん肛●のことですよ…。他、蕾(薔薇の蕾)などと表現されることもあり。とにかくそこに何が入っても、「イイっ!!もっと〜!!」なことになったりします。とにかく、何でもかんでも飲み込む強靭な秘孔をお持ちのようです。 
8 髪の色は黒(攻)×白(受)や白(攻)×黒(受)が多い。 


 これはBLだけではなく少女漫画などでもそうですが、キャラがかぶらないようにと髪の色が違います。受の髪は白や金色などが多い気がします。その場合はサラサラ、色素が薄い(純日本人でも)などと言われます。受が黒髪の場合は、「漆黒の髪」、「つややかな黒髪」などの美しい黒髪を持っています。どのみち絶賛。
9 細かなジャンルがある。 


 ジャンル例→眼鏡・スーツ・制服、リーマン、学園もの、主従など。受攻の属性例→乙女受、漢受、健気受、俺様受、クールビューティ受、年下攻、俺様攻、鬼畜攻、へたれ攻、敬語攻などなど。
 組み合わせて見ると、年下攻×リーマン眼鏡受とか、敬語を使う従者攻×俺様な主の受など、とにかくBL好きの数だけツボがあります。 
10 すでに伝説となっている言葉がある。


「桜に攫われる」


「男だからじゃない。おまえだから好きなんだ」


「月が見てる…」  「見せつけてやればいい」


 などがまず挙げられるでしょう。個人的にはまだ、「おまえだから好きなんだ」や「桜に攫われる」はとりあえず見たことがあります。
■ 感想

 思いつく限り書いてみたのですが、いかがでしたでしょうか?それにしても私は自分で書いていて、「こんなことばかり考えてていいのか…」と少々けっこう疑問を感じたり…。しかし、考えて見ると意外と基本パターンがあるように思いました。やはり多用されるということは多くの人に好かれる「王道」ということだと思います。