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PICKUP  第13回  このタイトルはすごい!




■ はじめに

 タイトルとは、中身がどんなものであるかを判断する1つの目安になっていると思います。そんな中、どうしてなんだ!と抗議したくなるような1度見たら忘れない・忘れられないといったインパクトがあるタイトルの本をピックアップしてみることにしました。さらにそれを見て感じたことを一言書いてみました。(ちなみに中身は読んでいないのであしからず…)。
■ 芳文社花音コミックス

「少年よ男子を抱け」  祇園あゆみ 

 大志を抱くのではなく?男子を抱くんですか…。ク●ーク博士泣いちゃいます。ああ、Boys be ambitiousはどこへ行く…。 
  

「甜蜜的悪魔印記」  CHI-RAN 

 「ハニーテイストデビル」と読むようですが、読めませんでした(読めるわけがない)。表紙もすごい…。ショタすぎて痛いので私は表紙でギブアップ。 
 

「男が男を愛する時」  新田祐克 

 え?ど、どんな時?どんな時なんですか〜!?と心の中でこのタイトルを見るたびつっこみたくなります。
 ■ 白泉社花丸文庫・ノベルズ

「獣夏」  「魔惑の瞳に殺(や)られそうっ!」  吉田珠姫 

 獣な夏。夏はただでさえ暑いのに。獣(攻?)まで寄って来られたら暑苦しくて大変過ぎ。そして殺られそうっ!とかどうしましょう。「っ」って…。 
 
 
「ラブラブ菌キス」  バーバラ片桐 

 インパクト大×2くらいの勢い。一体全体ラブラブ菌てどんな菌でしょう?菌といえばバンコラン菌くらいしか思い浮かびませんが…(バンコラン菌とは感染したらもれなく同性=男にときめくバンコラン顔の菌)。 
  

「エクスタシーは失効猶予」  「フィニッシュは口頭陳述」  みさと美夕稀 

 まずこの本の表紙は受が裸エプロンですよ…。ゲゲゲゲンナリ。表紙で魂吸い取られてタイトルなんてもはや…いや、やっぱりすごいですよ。タイトル+表紙でゲンナリ度アップ! 
  

「禽獣の系譜」  花郎藤子 

 いやもうホンモノで、しかもハードそうな感じがします。「禽獣」という響きがもう…あれですよね。明らかに上や下の作品とは違うかほりがしますよね。 


「ウキウキご奉仕デイズ」  佐伯まお
 
 …何を思ってウキウキでご奉仕な日々なのでしょうか。このタイトルでは明らかに目に入らないよう通りすぎてしまいますよ。 
 
 
「オレたちのvケモノ帝国」  「ばくれつvケモノ帝国」

「ぱにっくvケモノ帝国」 「接吻(ちゅー)してっ!」  嶋田まな海 


 ケモノ帝国はもしかしなくてもシリーズものっぽいですね。ケモノ帝国か…ケモノ帝国ね…。どんな帝国なんだとつっこむ気も失せそうです。そして「接吻(ちゅー)してっ!」はへなへな力が抜けていきます。作者のタイトルは気が抜けまくり。
■ ビブロス
  
「王子様はポリバケツに乗って」  夢乃咲実 

 ポリバケツにどうやって乗るんだ?とか、そもそもそんなものに乗ってきた人を誰が相手するんだ?とか考えてます。しかしある意味見て見たい気も…(毒されてきた?)。しかし個人的に1番の驚きは、これが友人の所にあったことでしょうか。 
  

「敏ビン☆特集」

 ☆マークつきでビンビン…。ビンビン…。ちょっと待て!と誰か止める人はいなかったんですか?満場一致でこのタイトル+この特集をしようということだったんですか? 
  

「GO!カン特集」

 男三つでカンの文字を現わしています。初めてこんな字を見ました。そして買いづらすぎな表紙。ビブロスは一体どこにいく気なんですかー。 
 
 
「SHIRU-DAKU特集」
 
 何故にローマ字で汁だく?それ以前に、汁だくを特集すること自体驚きすぎてもはやギブアップ。ビブロスのアンソロジーはいつも飛びぬけてインパクト大ですよね。我々は何かを試されている?
■ オークラ出版
  
「地獄のカワイコちゃん」  加納邑
 
 カワイコちゃんて今時確実に死語です。カワイコちゃんとは急に1970年代の香りがしてきます。ギャグでタイトルにつけたのでしょうか。…本気だったらどうしましょう。 
  

「もっと淫らに躾ましょう!」  かぶとまる蝶子 

 表紙からして買いにくい代物。しかし「淫ら〜」系のタイトルは意外と多いようです。しかも、大抵手に取るのを一旦躊躇してしまうものが多いです。 
 
 
「乱れるセクシーリーマンズ」 「淫らなセクシーリーマンズ」  日向唯稀 

 どんなリーマンズなのか微妙に気になります。セクシーなリーマンズ(リーマンズってことは複数いるってことですか?)が乱れたり淫らだったりするわけですからね。 
■ リーフ出版

「恋の王宮舞踏会」 「眠れる森の王子様」  大槻はぢめ 

 童話風(?)なタイトルですが、絶対つっこみどころしかないだろうことが推測される内容ですよね。もうタイトルから滲み出ています。 
  

「艶罪 ―コノオトコ、罪人ナリ― 」  日向 唯稀 

 違うものを探していて偶然見つけてしまったタイトル。どんな罪なんだろう…?とぼんやり考えてみても、やはり思いつきませんでした…アハハ…。 
  

「ゴク妻と呼ばないで」   嶋田まな海 

 誰が呼ぶんですか、誰が!!妻って男なのにおかしいですし。とにかくゴク妻と呼んだりしませんと声を大にしていいたいです。 
  

「新妻vふわふわ日記」  雪代 鞠絵 
 
 うわさでは続編もあるそうですが、新妻って…。上でも突っ込んでますが妻って言葉に疑問。ふわふわで脱力。その言葉が合体。誰かやめさせて…。 
■ 光彩書房
  
「いつかは熊殺し!」  松武
 
 ボーイズラブなのになぜか熊を殺す…しかもいつか…。どういう意味があるのか、とにかく謎なタイトルです。 
 
 
「兄弟珍技」 虎丸
 
 タイトルもすごいですがあらすじもすごい…。「義兄によって呼び覚まされた淫らな獣。女々しい根性にヤキ入れて、ガテンな現場で悶絶調教。男の人生、兄キと一から出直します!」とのことです。また「モラルはとうに捨てました。」ともありましたが、確かにな…と思いました。 

  
「筋肉男」
 
 ……。なんてすごいタイトル!絶対1度見たら忘れられません。表紙もアオリ文もコアなファン以外は遠ざけようとしているのかすごいです。とにかく異彩を放っているように思います。 

  
「淫射裸」 「われら宝裸コーポレーション―大きなバイブの舎の下で―」  櫻井しゅしゅしゅ
 
 「いんしゃらー」と読むようです。アラビア語で「神のおぼしめしのままに」の意味とのこと(作者HPを参照させていただきました)。ということは当て字ということに?何という字を当てたんですか…。そして「われら〜」の方はいいんですか??ありえなすぎる!!どんな舎なんだー!!どうなってるんだー!! 
■ マガジンマガジン
 
「らぶ・ちん〜ギャンブラーの受難」 「あげ・ちん〜ギャンブラーの憂鬱」  飛田もえ
  
このタイトルではこっちの方が受難ですし、憂鬱になりそうなタイトルです。「らぶ・ちん」と「あげ・ちん」は「ちんつぶ」的な省略なんでしょうかね。正式名称は一体どんなものなのでしょうか…。 
■ 実業之日本社

「平安あぶない乳兄弟」 「ちんつぶ」  大和名瀬

 「兄弟珍技」と似たような感じがしますが、目が思わず見る事を拒否したのが「平安〜」でした。どんな兄弟なんだよ、と。そしてもはや「ちんつぶ」に至っては出版自体にありなのかどうか、じっくり話し合いたいと思いました。だって正式名称が「ち●このつぶやき」ですよ?
 ■ 徳間書店
 
「スキンクリームで濡らして」  南かずか 

裸エプロンでお出迎え。何をどこにどうする気なんだ、と思った人は数多くいるでしょう。狙いすぎでやりすぎです…。
■ ハイランド

「ピーターパンお色直し、危機一髪」  南原兼
      
さすがです。タイトルからもうつっこまずにはいられません。ピーターパンがお色直しする上、危機一髪なんですよー。すごい、すごすぎる。これで中身がシリアスとか言ったら、いくら心優しい私でも本気で怒りたくなりそうです。 
■ 感想

 皆様いかがでしたでしょうか?中身を読んだら違うのかな?という作品もあると思います。しかしどうしてこういうえぇー!なタイトルがついてしまうんでしょう…。明らかに何か試されているんじゃないかと疑ってしまいたくなります。
 お願いですからもっと買いやすいタイトルでお願いします。ちなみに大抵タイトルがすごいものは表紙もすごいですよね…。また、このタイトルと表紙はちょっと…と思って裏表紙をレジに出したら余計すごかった(ひー)!とかそんな思いをしないような、読者に優しいものにしてもらいたいです。